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  江戸の隠密 武蔵一族
        
       武蔵流忍法 

Shinobinoshu なぜ忍者体験なのか。

一族代表 朱雀 Suzak
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通訳案内士さんのための
研修もご提供いたします。



朱雀 作     手甲鉤


  

        国際親善を使命として

今日は。武蔵・(柴田)一族の18代目の代表の柴田朱雀と申します。

長年、通訳業やガイド業に携わっていると、東京に観光旅行に来た人たちが見に行けるショーが非常に少ないことが分かります。一般的な観光客は、日本での滞在期間が短いと、自分の国では見られない本物を見たいと言います。クラブやキャバレーのショーは、大都市に行けばどこにでもある、日本に来てまで見に行く必要はありませんから、海外ではあまり見る機会がない、日本が世界に誇る伝統芸能の能、歌舞伎、文楽などを紹介します。
しかし、残念なことにそれらを本当に楽しめる人々は、ごくわずかであると感じるようになりました。また特に小さい子供を連れて家族旅行をしている人たちは、能や歌舞伎などに行くのは難しいようです。

歌舞伎を、外国人が楽しむようにするのは大変です。市川猿之助や中村勘三郎などの出し物は、誰にでも分かり、現代のテンポで楽しめるので外人客も喜び、多くの人たちが評価しますが、これらがいつでも歌舞伎座で見られるわけではありません。

このように考えてみると、伝統文化を謹んで伝えるというよりは、「楽しい+ちょっと文化が分かる」というショーを提供し、「ちょっぴり国際親善活動をしながら、現地の人々と出会い、触れ合いうなかで異国についての理解を広げる。」をテーマに「観光体制」を整えていく必要があると言えます。

ロンドンには「中世の宴会」を再現しているショーが何ヶ所かあります、観光客がその場所に入ると、彼らは時代を17世紀までさかのぼり、ヘンリー8世とか、宮廷貴族にゲストとして迎えられ、たまにはシェークスピアにも出会い、当時の宮廷エンターテインメントを堪能できます。
日本にだってそのような、楽しく「さわり」を見せるショーがあったら、もっと少しだけ多くの観光客たちが、いい思い出を持って帰国するのではないでしょうか。

歌舞伎で一番分かりやすいのは、やはり侍の戦いです。特にトンボを切る人達が出るものは多くの人が喜びます。「あ!忍者だ。」と、忍者の話がでてくるのです。

忍者は日本文化の先端にいるのかもしれません。これをもっと文化的、歴史的に掘り下げていけば、きっと日本人の価値観や歴史観などを、多少なりとも、紹介できるのではないでしょうか。忍者イコール暗殺者といった、誤った認識も変えていかなければなりません。

現代の旅行業は、受け入れ側がもっとキメ細やかに対応することが必要になってきました。
観光でやって来る人たちが、自分の興味のあるものを掘り下げてみようと、自分の足で歩き回るようになってきたからです。こういう人たちこそ、真の日本贔屓になれる人たちのはずです。大切なのは、一緒に動いて、汗や感動を共有し、それを通して自然に互いの文化に尊敬を払うようにできるようなものを提供することです。

そこで、今まで柴田家の十手工房で門外不出の家伝として伝えられてきた古武道をご紹介することにしました。観光の皆さんにとっては限られた時間ではありますが、420年の間、続いてきたものの一部を公開し、さらにそれらを将来に向けて展開していきたいと考えています。

文化は守るだけでなく生み出すことにも意義があります。そこで私どもの流儀に加えて、他の伝統文化も合わせてご紹介する試みも同時進行してまいります。

忍者が好きな人たちは国籍を問わず、柔軟性のある、面白いことが好きな人達です。こういう人たちは真の交流ができるのです。       

日本の文化遺産である忍の精神、武芸を現代に生きる忍びや武人との触れあいを通して、より多くの方々に体感して頂きながら、内外との相互理解に少しでも貢献できることを願ってやみません。

                     武蔵一族代表 朱雀 Kunoichi

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